雑誌の戦略。 | モダンガールのやさぐれ道

雑誌の戦略。

 GAKOは本屋さんが大好き。だから、ちょっと時間があれば立ち寄る。

 最近気になるのが雑誌の表紙だ。雑誌は消耗品だ。それも恐ろしく早く消化されては捨てられる。だから読者が今必要としている情報を、即座に提供しなければ、ならない。今流行っていることを取り上げるのはもとより、流行りそうなものを取り上げなければいけない。言わば、流行の創造者でもある。
 
 それぞれの雑誌はターゲットにしている読者がいる。『めばえ』にはじまり、『おとなの週末』に至るまで、まさに全世代制覇といった感じだ。雑誌は販売数が伸びないとすぐに廃刊になってしまう厳しい世界だ。それにファッション、食べ物、音楽、情報などのそれぞれのカテゴリーの中でも多くの雑誌が競いあっている。少しでも多くの読者を獲得するため、雑誌は表紙で人をひきつけなければならない。

 芸能週刊誌の電車の吊り広告ってついつい見てしまいますね。あれって編集者の技だなぁって思う。


あの人気俳優と女優結婚!!か?


とかね。そんなこと言ったら訴えられるんじゃないの?っていうくらい。(現に訴えられている雑誌もあるが・・・)

 最近GAKOの目を惹いた雑誌はこの2冊。
『通販生活』と『NIKITA』。

 『通販生活』は「ヨン様ブーム」を上手く利用している。しかも、韓国とは無関係の、通販雑誌。一瞬ヨン様が表紙なのかと思ったら、ヨン様に扮したダンナ様達。このオトボケ感がなんとも言えない。雑誌コーナーにいたら、思わず「え?なにこれ??」って見てしまう。しかもこのコピーがよい。


「妻よ,そんなにヨン様がいいのか。」


ほんとにダンナ様達のボヤキが聞こえてきそう。

 『NIKITA』は30代女性をターゲットにしたファッション誌。これはコピーにやられたり。



「コムスメに勝つ!」



リアルですよね。コムスメのような若さではなく、大人の女はテクニックで男をモノにするらしいです。この雑誌では30代女性のことを「艶女(アデージョ)」と呼ぶ。(「負け犬」ではない決して。)30代女性のパワーを見せ付けられました。20代を表紙で「コムスメ!」と言い放つその迫力・・・

 
 雑誌で女を惹きつけてやまないと言えば、『anan』ですよね。超人気女優、ミュージシャンを表紙に起用するわ、いろんな女は脱がすわ、「男の選び方」だの「モテ女研究」だのもう、ほんとすごいです。週間誌だけあって、現に違うこうでも前の号と結局いってることは同じだったり、「これはないやろ!」とツッコミたくなる発言ばかりが書かれていたりするが、でも結局買ってしまうのはこの表紙のせいだ。何千人のモテない女が騙された事か・・・(体験談。)
 ついつい占いとかやってしまうね。「この一年の恋愛を勝ち取る!」なんて言われた日にや、ついつい読んでしまう。ついついね・・・


 これからもどんな雑誌がどんな小技をかけてくるのか楽しみだ。

 かかってこい!!